グレーチングとは? グレーチングの役目や設置の要領(枚数)など

 

グレーチングとは?

グレーチングとは道路で見かける鉄が格子状になっているアミアミの蓋です。


溝の上に蓋のようにかぶせてあるため、溝蓋とも言えます。

正式名称は「グレーチング」といいます。(英語名:grating)

最初は米軍が戦艦・空母などで使う、

プラントの足場みたいなものです。
(grating)英語の専門用語ため、
船場や建築業以外の方は知ってる人がすくないです。

この編みあみの構造は普通の床より軽いうえ、排水性もよいです、
道路の側蓋に使われることになります。
昭和31年(1956年)から土木資材として使用され、道路など
に使われることになります。
 

グレーチングの役目

国土交通省道路構造令の各規定により、
「歩車道境界の識別」⇒「側溝(排水溝)」⇒
「コンクリート蓋」⇒「グレーチング蓋」
などは必須項目になります。




例①高齢者や視覚障がい者側が

歩車道境界の識別するため、「縁石」が必要です。

縁石とグレーチング

例②「排水溝」が設置してない道路では排水がうまくいかず、

雨の時に、水はけの悪い場所では大きな水溜まりになったり
冬季には水溜まりが氷結して危ないという場所には
「排水溝」が必要になります。


補修も難しいため、堅固で耐久力のあるコンクリートタイプが
多く求められております。


例③歩行者や車が排水溝の上に安全に通過するためには、
耐久性のよい、腐食しにくい「コンクリート蓋」も必要です。


ただし、コンクリート蓋は開口率(排水性)が低いため、豪雨などには
弱いと本体が結構重いので、蓋を上げて中身を清掃する際は大変です。

そこで「グレーチングの出番です」編みあみの形にできているので、排水の誘導性もコンクリート蓋に比べると効率が良いです。

 

グレーチングの設置の要領


路面排水を円滑に行うため、コンクリート蓋のほか
「5m毎にグレーチング蓋を設置すること」が推薦されております。




また、路面排水が集中する箇所は、グレーチング蓋の間隔を狭くすること。


共同住宅や施設や店舗などの入り口では
グレーチングを数枚分設置させると
大雨や雪が降る際にも水溜りや積雪の不安を解決できます。
工場入り口グレーチング施設入り口

グレーチング 必要な設置枚数

グレーチングの1枚の長さは1000mmです、実寸は約995mmです。
種類によりハーフサイズ
(約500mm)などもございます。
設置する際、グレーチングとグレーチングの間(間隔)
クリアランスは3~5mmでおすすめです。

※溝幅とは=コンクリート側溝の「淵の間の幅」(内幅)
溝蓋製品の幅ではございません。